冷却塔のオーバーフローによる水漏れの対策について

冷却塔(クーリングタワー)の上下には水槽が設置されており、上部水槽の水が散水されて気化熱により冷却水を冷やします。
冷やされた水は下部水槽に回収されて再び上部水槽に循環させる仕組みになっています。

しかし、この下部水槽に貯まった水の管理次第では、水槽の保有水量以上に水が貯まりすぎてオーバーフローを起こし、オーバーフロー管から水が漏れ出してしまうことがあります。

このオーバーフローによる冷却塔(クーリングタワー)からの水漏れについて、その原因や対策についてご説明します。

冷却塔(クーリングタワー)のオーバーフローによる水漏れとは

冷却塔(クーリングタワー)では、冷却水を冷やすための装置として、上部と下部に水槽が設置されています。
上部水槽の水を散水装置でまき、外から取り入れた空気と水を接触させ、気化熱で冷却水を冷やした上で、その水を下部水槽にためて、再び上部水槽に循環させているのです。

上部水槽から散水された水の一部は空気と接触して蒸発したり、飛び散ったりしてすべて循環できるわけではないので、不足分の水は給水装置から下部水槽に供給するように調整できる仕組みになっています。
この場合、大半の水は循環されるため、追加される水の量はわずかです。追加供給される水の量は常に調整されています。

しかし、この水が調整されず、大量の水が供給されて水槽が溢れてオーバーフローする場合もあるのです。
この冷却塔(クーリングタワー)のオーバーフローによる水漏れが起こる原因や対策をどうすればいいのかについてご説明します。

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オーバーフローの2つの原因

冷却塔(クーリングタワー)でオーバーフローが生じる原因については大きく次の2つがあります。
その内容について見てみましょう。

原因1.設備の不具合

冷却塔(クーリングタワー)には、ボールタップ、自動ブローバルブなどの下部水槽の水量調整のための装置が設置されています。

この自動ブローバルブが故障して水の調整機能が失われたり、ボールタップが破損して水漏れを起こしたりしていることが考えられます。

なお、自動ブローバルブはブロー(水の異常を発見する装置)からの信号によって自動的にバルブの開閉をおこなう装置です。

また、ボールタップは給水栓に取り付けられた水を一定の量に保つ役割の装置になります。
これらが不具合を起こせば、オーバーフローによる水漏れにつながります。

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冷却塔のオーバーフローの原因、発生しうる被害、対策などを紹介します。また、オーバーフローが起こった時に一番多い原因である…

原因2.給水配管の腐食

冷却塔(クーリングタワー)内には、下部の水槽から上部水槽に水を循環させるための配管や、下部水槽に水を供給するための配管が設置されております。

これらが雑菌やそれらを防ぐための殺藻剤の濃度が上がるなどの要因によって腐食し、穴があいて水が漏れるという場合もあります。

発生しうる3つの被害

冷却塔(クーリングタワー)でオーバーフローによる水漏れが発生した場合には、次のような被害を受けることになります。

被害1.水道代の急増加

当然、本来要らないはずの水が大量に垂れ流し状態になるため、翌月の水道代の請求は急に大きくなってしまい、会社として余分なコストが発生してしまいます。

被害2.殺藻剤などの無駄の発生

冷却塔(クーリングタワー)の水槽などには、藻や雑菌の発生を抑えるために殺藻剤などを常に入れています。
その薬剤が水のオーバーフローで水漏れする際に一緒に流れていってしまった場合、殺藻剤の濃度が低下してしまいます。
殺藻剤を余分にまく必要ができたり、藻や雑菌が発生することで水槽などの清掃をしなくてはならなくなったりすることがあります。

被害3.周辺への迷惑

冷却塔(クーリングタワー)でオーバーフローを起こして水漏れを発生させた場合には、排水管から外部に水が大量に排出されてしまいます。そのため、周辺道路が水浸しになったりして周辺の方たちに迷惑をかけてしまう可能性もあります。
その場合には、迷惑をかけた方や会社にお菓子などを持ってお詫びにいくことも考えられます。

冷却塔(クーリングタワー)のオーバーフローによる水漏れの3つの予防・防止策

冷却塔(クーリングタワー)では、水槽や周辺設備の日常点検が必要で、その際に早くオーバーフローによる水漏れを発見することによって、被害を最小限にすることができます。

その点検には次のようなものがあります。

予防・防止策1.排水管の目視による日常的な確認

冷却塔(クーリングタワー)の管理者の方は、見回りの際に排水管から多くの水が排出されていないか目視で確認を怠らないようにしましょう。
機器の異常による場合にはすぐに専門業者に相談するのがよいです。

予防・防止策2.給水配管に流量計を設置し、確認する

できれば、冷却塔(クーリングタワー)の給水配管に流量計を設置して、水の流れに異常がないか常に確認するようにしてください。
水漏れが発生している場合には、流量計のメーターが常時回っています。

予防・防止策3.電気伝導率計の設置と確認

できれば、冷却塔(クーリングタワー)に電気伝導率計を設置して、常時確認するようにするのがよいでしょう。
電気伝導率は、水に汚染物質が増加したりすると電気が流れやすくなる性質を表すものです。

電気伝導計はその性質を利用して、水質の管理をするほか、水漏れで水の流れが早くなって汚染物質の濃度が低くなっている場合にもその兆候をつかむことができます。

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まとめ

空調設備の冷却塔(クーリングタワー)は、気化熱の原理で水を冷やしており、そのために上部と下部に水槽が設置され、循環させています。
しかし、下部水槽などで水のオーバーフローなどが生じて水漏れが起こりオーバーフロー管を通して外に流れ出すことがあります。

このオーバーフローによる水漏れの原因や対策についてそれぞれご説明しました。
実際の対策については空研工業株式会社にご相談ください。

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