性能の優れた加熱塔を利用していても、しっかりとメンテナンスを行っていなければ稼働効率は悪くなります。
そのままにしてしまうと、いつも以上に消費エネルギーが増えて、コストが余計にかかり維持が大変になってしまいます。
本記事では加熱塔の稼働効率を維持するメンテナンス方法を紹介していきます。
加熱塔とは
加熱塔はヒーティングタワーとも呼ばれています。
加熱塔は、ビルなどの空調システムの暖房として役割を果たします。
ヒーティングタワーは、夏は冷却塔(クーリングタワー)として、冬は加熱塔としての役割も果たします。
一年中その用途に合わせてマルチに使える便利な機器です。
稼働率を維持するためには?
加熱塔の稼働効率を維持するための重要なポイントはメンテナンスです。
どんなに性能が良いヒーティングタワーを設置しても、掃除や点検を疎かにしてしまうと効率的に稼働してくれません。
ここからは、設置した後も効率良く稼働させるためのメンテナンス方法を紹介していきます。
熱交換器を清潔に保つ
外気から熱をもらい暖房として利用する際に重要となる熱交換器ですが、汚れが溜まっていると効率が悪くなってしまいます。
どうしても外気と一緒に不純物が熱交換器の中に入り込んでしまいます。
冷房シーズンは冷却塔(クーリングタワー)として使うため、スケールや藻などが付着しやすくなります。
あまりにもスケールが付着してしまっている場合、フィンが目詰まりしてしまいます。
熱交換が上手にされなくなってしまうと、稼働率も著しく悪くなってしまいます。
普段からこまめな清掃を行うことが肝要です。
送風機は耐用年数を意識する
送風機は使用しているうちに徐々に劣化してしまいます。
メンテナンスや点検を行わないと、劣化に気付かず稼働効率が落ちてしまっている可能性があります。
新しいものに交換するだけでもコストを落とすことができる可能性があるため、必ず耐用年数を意識しながら使用しましょう。
部品ごとに耐用年数がありますので、交換目安を把握しておきましょう。
効率が良くなるだけでなく騒音も少なくできるなどのメリットもあるため、部品交換を検討してみても良いでしょう。
まとめ
少しでも長く加熱塔を利用できるように、メンテナンスは欠かさず行うようにしましょう。
こまめに直さなければいけないと思うと費用がかかり大変なイメージがありますが、メンテナンスをしておけば稼働効率を上げることができ結果、毎日かかっているコストを削減できます。
劣化や破損がないか、汚れが付いていないのか頻繁に点検し少しでもおかしいところを見つけたら、補修や清掃、経年劣化している場合は新しいものと交換をしましょう。