冷却塔の藻を無くしたい!内部に繁殖する「藻」の原因と対策

冷却塔(クーリングタワー)の内部に「藻」が発生しているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
「藻」を放置すれば、冷却能力の低下を引き起こします。
結果的に、電気料金が上がるなど経済的な被害を受ける場合もあるでしょう。

冷却塔(クーリングタワー)に「藻」が発生する原因とは何でしょうか。
また、放置すればどんな被害があるのか、そして対策するにはどうすれば良いか。
頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、冷却塔(クーリングタワー)の内部に発生する「藻」に関する、原因や被害、対策方法をご紹介します。
今後、冷却塔(クーリングタワー)に「藻」が発生することを抑える方法がありますので、参考にしてみてください。

冷却塔(クーリングタワー)の藻とは

冷却塔(クーリングタワー)の内部には、冷却水などがあるため常に湿っている状態です。
そのため、細菌が繁殖する可能性が高く、放置しておくと藻やスライムの原因になります。

そもそも、藻は「水中にはえる草の総称」のことで、水場には多くの藻が存在しています。
同じ水を使いまわしている冷却塔(クーリングタワー)内部も、十分に湿った環境であるため、藻には最適の環境です。

そのまま使用し続けると、多くの被害を引き寄せます。
藻が繁殖する原因とは何でしょうか。
原因と被害、対策を徹底的に解説していきます。

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冷却塔(クーリングタワー)の藻の3つの原因

気が付いたときには、いつの間にか藻が繁殖していることは多いのではないでしょうか。

月1回の点検時に見ただけでも、藻が繁殖していて見た目も悪いということがありませんか?
冷却塔(クーリングタワー)の藻が発生する原因とは何でしょうか。

「藻」の発生には、複数の要因が考えられ、原因がわからなければ対策の仕様がありません。
まず、冷却塔(クーリングタワー)の内部に藻が繁殖する原因を解説していきましょう。

藻が繁殖する原因は、大きく分けて以下の3つの原因が存在しています。

  1. 細菌類の繁殖
  2. 水垢(みずあか)などの堆積
  3. 光合成の促進

それぞれの原因について、以下でわかりやすく説明していきます。

原因1.細菌類の繁殖

冷却塔(クーリングタワー)の内部に藻が発生する主な原因は、「細菌類の繁殖」と言われています。

細菌類は、人間の目で確認するのは難しく、顕微鏡などで見なければ存在していることすらわかりません。
しかし、細菌類は暗室や湿気が多い環境を好みます。

冷却塔(クーリングタワー)の内部は、適切な温度の「水」があるだけでなく、暗室です。

そのため、冷却塔(クーリングタワー)の内部は細菌類にとって最適の環境と言えます。空気中に存在している細菌類が、隙間や上部から混入します。

そして、冷却塔(クーリングタワー)内部で繁殖することで多くの藻を発生させる原因になっています。

原因2.水垢(みずあか)の堆積

冷却塔(クーリングタワー)だけに限らず、家庭のお風呂や洗面所などにでてくる「水垢」も、藻の原因になります。

「水垢」とは、水に含まれるミネラルが固まったもので、成分としてはカルシウムや鉄分などが多いでしょう。
「水垢」は、本来は栄養成分です。

そのため、細菌類の栄養になると考えていただければわかりやすいかもしれません。
多くの細菌類は、分裂を繰り返して増殖します。

しかし、水垢に含まれているミネラル分は、細菌類の分裂を活発にする可能性が高く、結果的に藻が繁殖する原因になります。

水垢が堆積しているほど、細菌類の栄養となり繁殖してしまいます。
水垢が多い貯水槽では、多くの藻を繁殖させる環境が整うと理解しておきましょう。

原因3.光合成の促進

水垢や細菌類により、藻が発生します。
そして、発生した藻は植物であるため、光合成を行います。

光や二酸化炭素などを吸収し、酸素を吐き出すのが光合成です。
小学生や中学生の理科でも学んだ覚えがあるのではないでしょうか。

植物は光合成により、必要な栄養分を摂取します。
栄養分を取り込んだ藻は、増殖を繰り返し細菌類が生き残るために必要な環境を構築します。

結果的に、細菌類が生きやすい環境になりやすく、さらに多くの細菌が活発に分裂を繰り返すようになります。

そして、細菌類から藻が繁殖します。
藻が繁殖するには、光合成が必要ですので、光に当たりやすい場所に冷却塔(クーリングタワー)がある場合、注意しなければいけません。

冷却塔(クーリングタワー)の藻により発生しうる3点の被害

「藻」が発生すると、どんな被害を受ける可能性があるのでしょうか。
「藻」は、植物ですので、放置すれば増殖を繰り返します。

そのため、対策しなければ増え続ける一方です。
増え続けた「藻」から受ける被害には、以下の3つが考えられます。

  1. 見た目が悪い
  2. 冷却能力の低下
  3. 健康被害の可能性がある

それぞれについて、詳しく解説します。

被害1.見た目が悪い

誰もが感じる感覚ですが、冷却塔(クーリングタワー)の内部を見たときの「見た目」が悪くなります。
単に見た感じが悪いだけでなく、臭いが変化します。
多くの人が「触りたくない」と感じるようになるため、点検やメンテナンスを怠る原因になるでしょう。

「見た目」だけが被害であれば、気にしない人もいるかもしれません。
しかし、「見た目」の悪さは、以下で挙げる2つの被害に繋がる目安になるため注視しておく重要な被害ポイントです。

被害2.冷却能力の低下

冷却塔(クーリングタワー)を使用している場合、「藻」による最大の被害は「冷却能力の低下」かもしれません。
前述の通り、「藻」は1度発生すると増殖を繰り返します。

増殖し続けた「藻」は、冷却塔(クーリングタワー)内部に広がっていくため、「水の通り道」や「空気の通り道」を阻害します。水や空気が流れにくくなることにより、冷却塔(クーリングタワー)の能力が低下します。

冷却水を空気で冷ましている場合でも、「藻」が大量に発生することで空気の流れが悪くなります。
また、臭いが付着した水になる可能性があり、冷暖房器具から異臭がする原因になります。

冷却能力の低下は、最終的に消費電力量を多く使用するようになります。
消費電力量が多くなると、電気料金も高くなるため必要以上に経費を支払うことになるでしょう。

被害3.健康被害の可能性

「藻」の大量発生により、健康被害を訴える人がいます。
従業員などが業務を行う際や、点検作業をする場合などに不調を訴えた人がいたことがあるのではないでしょうか。

これは、「藻」の発生に伴う「臭い」に関係しています。
冷却塔(クーリングタワー)内部には細菌類が多く、光合成により「藻」が発生し細菌類が繁殖するために最適な環境になっているため、「藻」以外の冷却塔(クーリングタワー)内部にも細菌は多く存在しています。

内部に入った人が、不調を訴えるのは細菌類などを多量に吸い込んだ結果であり、最悪の場合、意識を失う人もいるようです。

冷却能力の低下以上に、人命に関する問題になりかねないため、注意が必要です。

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冷却塔(クーリングタワー)の藻の4つの対策

「冷却塔(クーリングタワー)の藻」の原因や被害を解説してきましたが、これらの被害を受けないために必要なのは「対策」でしょう。
どんな対策が効果を期待でき、経済的・衛生的に適切な環境を維持しやすいのかを解説します。

具体的な対策方法は、以下の4つがあります。

  1. 殺藻装置を利用する
  2. 上部水槽の上部に蓋をする
  3. 塩素と臭素の混合物を使用する
  4. 専用の薬品を使用する

それぞれについて、詳しく解説します。

対策1.殺藻装置を利用する

「殺藻装置」とは、藻を除去するための装置です。
「藻対策装置」と呼ばれることもあり、機械的に藻の繁殖を抑えます。
防藻剤や殺藻剤の必要が無く、自動的に藻を除去する仕組みですので、利用している企業も多いかもしれません。

機材の基本的な使用方法は、以下のようになります。

  • 殺藻装置を冷却塔(クーリングタワー)の下部水槽の底に設置する
  • 電源を入れる

機材の購入には費用が必要ですが、使用方法も簡単ですので最も手軽な対策と言えるのではないでしょうか。

冷却塔(クーリングタワー)の配管を触る必要もなく、殺藻剤などのように従業員の手を煩わせる必要もありません。
機材を設置するだけですので、購入時に依頼すれば設置まで行ってもらえることもあるでしょう。

対策2.上部水槽の上部に蓋をする

上部水槽の上部に蓋をすることで、「藻の光合成」を抑えることになります。
光合成には、「光」が必要であるため、蓋をして光を遮断します。

蓋がない場合でも、できる限り光が入らないように工夫するのが良いでしょう。
結果的に、光合成の頻度を減らせるようになるため、「藻の繁殖」を抑えられます。

しかし、光合成をしない場合でも「藻」は少しずつ繁殖します。
蓋をすれば、繁殖をゆっくりにすることができますが、完全に除去するには薬品が必要になることがあります。

日常的な作業として、藻の繁殖を抑えるための対策として理解しておくようにしましょう。

対策3.塩素と臭素の混合物を使用する

「水垢」は、藻を繁殖させる原因になります。
そのため、「水垢」を除去すれば藻の繁殖を抑えられるようになります。
塩素と臭素は、水垢を除去するために用いられるものです。

特に塩素は家庭用洗剤で付着する水垢にも効果があり、一般的に知られているのではないでしょうか。

冷却塔(クーリングタワー)の内部に付着する「水垢」を落とすためには、塩素と臭素を混ぜ合わせた混合物を使用します。

仮に「塩素のみ」を使用している場合、「耐性」が発生する可能性があります。
「耐性」とは、病原菌などが環境条件や薬物に耐えられる性質のことです。

人間でも、インフルエンザの予防接種をするように、病原菌も塩素に耐えて強くなる場合があるのです。
耐性がある病原菌は、除去しにくくなり健康被害の原因に繋がりますので、注意しておきましょう。

対策4.専用の薬品を使用する

冷却塔(クーリングタワー)は、ビルや工場など幅広い場所で使用されています。
そのため、多くの企業では冷却塔(クーリングタワー)の「藻」に対抗するために「薬品」を作り出しています。
薬品は1つだけでなく、様々な企業から販売されているため、用途に合わせて購入されるのも良いでしょう。

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多くの薬品は、「冷却塔(クーリングタワー)内部に入れるだけ」という手軽さで、「殺藻剤」「防藻剤」と呼ばれています。
家庭の庭にはえる雑草を取り除くのに、防腐剤を使用するのと同様に、冷却塔(クーリングタワー)内部の「藻」を除去するために使用します。

強力な薬品であるため、使用方法に注意が必要な場合もあるでしょう。
しかし、最も安価で効果的であるため、多くの企業で取り入れている方法でもあります。

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まとめ

冷却塔(クーリングタワー)の「藻」は、いつの間にか増殖しています。
定期的に「藻」を取り除く努力をしなければいけないでしょう。

「細菌類」や「水垢」が主な原因で、多くの被害を生み出します。
そのため、早急に対策しなければ、企業に多大な損失を与えかねません。

対策方法は、「細菌類の除去」「水垢の除去」「光合成の抑制」の3点から考えられ、薬品や機材を使用することで「藻」そのものを除去できます。
もちろん手作業でも除去できますが、原因を取り除くために薬品や機材を使用します。

「殺藻装置」を設置すれば明らかに藻の繁殖を抑えられ、藻が発生する原因を除去できるため作業が容易になります。

予算に合わせて「藻」の対策しましょう。

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