冷却塔の水処理剤の選び方

冷却塔(クーリングタワー)の中には冷却水が循環しています。
そんな冷却水の水質を気にしている人は多いのではないでしょうか。

防錆やスケール、スライムコントロールなどを行うだけでなく、レジオネラ属菌を意識して水質を維持させたいと考えている場合もあるでしょう。

本記事では、水質を向上させるために使用する水処理剤についてお伝えします。
水処理剤とは何か、そして水処理剤の選び方等記載しております。

冷却塔の水質関連を意識する方は、参考にしてください。

冷却塔(クーリングタワー)の水処理剤とは

大きく分けると以下の4つに分けられます。

  1. 防錆剤
  2. 防スケール剤
  3. スライムコントロール剤
  4. 抗レジオネラ剤

実際には①+②の効能を持つ防錆防スケール剤、③+④の効能を持つスライムコントロール剤が一般的です。
メーカーによっては①~④を一剤で行うものもあります。
固形剤タイプもありますが、一般的には薬液注入ポンプ・タンクにて定量注入を行います。

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冷却塔(クーリングタワー)の水処理剤の選び方(選定基準)

実際に冷却塔(クーリングタワー)の水処理剤を選ぶには、どのような基準で考えればよいのでしょうか。

冷却塔の設置場所・運転状況・周辺環境・補給水水質等によって左右されるため、これがベストですとはなかなか申し上げられません。
まずは、一般的な薬剤を選定し、定期的な水質検査を行うことで、より適した薬剤の選定をしていくことが大事です。

水質検査のできるメーカー品を選びましょう。
投入頻度、薬注ポンプの設定も行ってくれます。

まとめ

冷却塔(クーリングタワー)の水処理剤は、冷却塔の清掃を簡単にするだけでなくレジオネラ属菌を殺菌する重要な役割があります。
水処理剤は、冷却塔を利用するために欠かせないものとお考え下さい。

冷却塔の性能維持、ひいてはシステム全体の能力維持のために必要なアイテムであることをご理解いただければと思います。